僧堂修行の集大成
学僧報恩法要

 三月十四日(水)、午後四時から本殿に於いて学僧の報恩法要が営まれました。本門寺初の試みで、卒寮する学僧を中心に、法要に必要な様々な役を学僧達が担いました。菅野日彰貫首ご臨席のもと山口顯辰学が監導師を務め、学僧指導部が見守る中、立派に法要を完成させました。
 また日々の夕勤でも、山口学監が見守るなか四年間の修行を修めた学僧が導師を務めるなど、学僧にとって良い経験となりました。この経験が僧堂修行の集大成となると共に、僧侶としての基礎となることでしょう。

  新しい第一歩を
学僧卒寮式と学僧上山式

 本門寺での僧堂修行と、大学での勉学を両立し、行学の二道に励んできた本門寺学僧が、三月二十五日(日)に卒寮式を迎えました。菅野日彰貫首導師のもと大堂で法要が営まれ、菅野貫首より卒寮生の中條宏尉・三上顕要・生川義皓・笹部仁史・中村香熙の五名に修了証と菅野貫首直筆の一遍首題と毎朝の勤行で親しんだ観心本尊抄が授与されました。
 続いて二十七日(火)には学僧上山式が行われ、新たに僧堂修行を志した稲荷泰秀、塚本雅公、大坂憲伸、鈴木康紀、高橋栄秀、花谷龍梧、岩間英明、野澤優介、鳥居良光の九名が、大堂御宝前において学僧として修行に邁進することをお祖師様にお誓いし、菅野貫首様より励ましの言葉と共に袈裟が授与されました。

  ご先祖様へのごあいさつ
春のお彼岸法要

 彼岸入りの三月十八日(日)午後二時より、本殿において菅野日彰貫首導師のもと、池上奉賛会春季彼岸会法要が営まれました。法要後に奉賛会総会が開かれ、菅野貫首から来年の日朗菩薩七百遠忌に向けて、総門の改修や松濤園の整備について説明されました。
 また、三月二十一日(水)の彼岸中日には檀信徒各家先祖代々追善法要が営まれました。季節外れの雪にもかかわらず、大勢の参詣者が法要に参列し、先祖の霊に供養の誠を捧げました。法要後には池上廟でもご供養が捧げられました。

  お釈迦様の誕生を祝う
春まつり

 四月七日(土)と八日(日)、春の恒例行事「池上本門寺・春まつり」が開催されました。
 七日の午後一時より、金子元彦執事長導師のもと五重塔にて平和祈願法要が営まれました。五重塔を取り囲んで並んだ式衆による加持祈祷が行われ、参列者は合掌し、ご祈祷の功徳を受けていました。
 晴天に恵まれた八日の午後一時から花まつりパレードが行われ、鼓笛隊の迫力ある演奏を先頭に、朗子クラブ・池上スポーツクラブ・花の精の子供達が徳持会館から本殿までを練り歩きました。二時からは本殿で菅野日彰貫首導師のもと、お釈迦様の誕生を祝う花まつり法要が営まれ、大勢の子供達と共にお釈迦様への報恩感謝を祈りました。お釈迦様がお生まれになってはじめて語られた「天上天下唯我独尊」のみ教えのように、私たちひとりひとりが仏の種を持つ存在として再認識すると共に、仏の種を育てていけるように誓いを新たにしました。
 法要後には毎年恒例の花まつりコンサートが開催され、コーラスグループ「水」、朗子合唱団、朗子OG合唱団による演奏が披露されました。

  ご苦労様でした
3月の団体参拝

  • 5日 千葉県 妙光寺 27名
  • 25日 東京都 本納寺 16名
  • 29日 北海道 妙傳寺 17名