池上本門寺主催
身延山久遠寺輪番奉仕

 令和5年11月20日(月)から21日(火)にかけ、菅野日彰貫首引率のもと伊澤文彦参拝部執事ほか五十一名の参加者と共に、総本山・身延山久遠寺へ参拝しました。
 久遠寺にて内野日総法主猊下導師のもと委嘱式が執り行われ、法主猊下に代わり日蓮聖人へ御給仕を捧げるよう委嘱されました。日蓮聖人のご遺骨を奉安する御真骨堂にて伊澤執事導師のもと法儀を執り行い、お祖師様への給仕奉仕の誠を捧げた後、菅野貫首指導のもと常唱殿にて唱題行を奉行しました。その後、御廟所を参拝し、参加者全員で清掃奉仕を行いました。
 一行は菅野貫首の教え子である佐藤順行上人が住職を務める志摩房へ宿泊し、佐藤上人から心温まるおもてなしを頂きました。翌朝は久遠寺の朝勤に参列し、続いて思親閣、覚林坊を参拝しました。日蓮聖人の魂が棲(す)まう身延山の霊気を浴びて、一段と信仰を深めることができました。
 今回は池上から出発する組と現地集合の組で参加を募り、これまでにない大人数での輪番奉仕となりました。

  宗祖四大法難
小松原法難会

 文永元年(1264)11月11日、日蓮聖人は病の母を見舞うため訪れた安房小松原の地で地頭東条景信の襲撃を受けます。この時に弟子の鏡忍房と信徒の工藤吉隆公が討死し、日蓮聖人自らも腕を折られ、額に刃傷を負われました。後に日蓮聖人は亡くなられた二人の菩提を弔うため、工藤吉隆公の遺子で弟子となった日隆上人へ命じ、小松)原山鏡忍寺(千葉県鴨川市)を開かれました。日蓮聖人はこの法難によって法華経の行者としての自覚を強められたと伝えられます。
 本門寺では午前11時より、大堂において菅野日彰貫首導師のもと法要が営まれ、信行会会員が参列し報恩の読経・唱題が捧げられました。

  裏千家今日庵主催
御供茶式

 11月17日(火)、大堂において裏千家今日庵恒例の御供茶式が菅野日彰貫首導師のもと営まれました。
 法要中、裏千家家元の坐忘斎千宗室宗匠による濃茶・薄茶二碗が謹点され、伝供役の僧侶により日蓮聖人の御宝前へお供えされました。
 また、添釜の一席に池上本門寺で修行する学僧がお点前をする茶席が設けられ、お家元と池上幸保総代の奥様・萬奈さんが足を運んで下さり、大変和やかな時間となりました。

  第五十三回
宗門先師追悼法要

 令和5年11月22日(水)午前11時より、本殿において日蓮宗主催第五十三回宗門先師追悼法要が営まれました。大導師は菅野日彰管長、副導師は佐野前延宗会議長、稲荷泰雅審査会長。本門寺より十僧が出仕し、この一年間で遷化の届け出があった百三十七名の先師に回向が捧げられました。
 式中、田中恵紳宗務総長より追悼文が読み上げられ、遷化された先師に対し、お題目の広宣流布と寺門興隆・檀信徒教化に邁進された法功が讃えられました。
 法要後、菅野管長は「本年は谷中学寮の教え子が二人、そして親友の名前がご回向で読み上げられました。皆様とご一緒にご回向を捧げられたことに感謝を致します」と法話されました。

  ご苦労様でした
11月の団体参拝

  • 4日 東京都 養珠院講 28名
  • 11日 日蓮宗宗務院 50名 / 北海道 法隆寺 5名
  • 15日 岡山県 蓮光寺・無量寺・興善寺・妙勝寺合同参拝団 30名
  • 23日 千葉県 本円寺 21名