池上本門寺を読む

短歌・俳句

『池上誌』に投稿された短歌・俳句をご紹介します

短歌 選者 山中登久子

何処よりか耳をすませば虫の声
秋の気配の風に吹かれる
石渡 セン
例年にあらぬ酷暑に女郎花
萩の花咲けど人影のなし
佃 かね子
一つ咲き二つしぼみて酔芙蓉さ
庭三坪に吹くは秋風
飛田 正勝
わが友の死去の報せの身にしみて
残生思い心の重し
吉野 芳子
中古車に若葉の芽吹く海辺ゆく
君の横顔をそっと眺めて
五戸 将弘
秋なのに吐息まじりで天仰ぐ
有効活用あれやこれやと
辻井 良枝

俳句 選者 能村研三

蛇笏忌や粧ひ始む山のあり
石川 笙児
秋夕焼まとひ赤子の来たりけり
阿部眞佐朗
輪唱のやうな風湧く蕎麦の花
菊地 光子
野仏にこぼるる萩の白さかな
酒井 智章
歩いてますと米寿の残暑見舞かな
飛田 正勝
打ち鳴らす子等の太鼓や夏祭
澤邉 茂野
炎天や雑草のごと生きぬきし
今里 隆
洗濯に出す礼服や夏果つる
畠山 恵美

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